肥満とは体重が多いだけでなく体脂肪が過剰に蓄積した状態をいいます。体脂肪は全身の様々な箇所に存在し、筋肉の隙間にも付着しています。肥満には内臓の周りに脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」と下腹部・腰まわり・お尻などの皮下に脂肪が蓄積する「皮下脂肪型肥満」があります。
体重が多くても筋肉量が多い人は肥満ではありません。ではなぜ肥満になってしまうのでしょうか?
現代人の肥満は、飽食の時代による食べ過ぎ、便利な環境のもとでの運動不足に加え、食べ方の異常、遺伝的体質、外食が増えジャンクフードの摂取機会がふえたこと、人工甘味料や添加物の摂取など、多種多様なな原因が考えられます。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると残ったエネルギーは、貯蔵に回されます。この貯蔵されたエネルギーが体脂肪へ変わり、肥満に繋がります。リモートワークが増えたことにより、活動が不足すれば消費エネルギーが減り、普通の食事量でも太る原因となってしまうことがあります。
便利でおいしい食べ物ほど、保存料や添加物も多く、これらが肥満の原因になることもあるのです。
肥満になると体にどんな影響があるのでしょうか?
肥満度が高くなると、睡眠中の呼吸障害をきたしやすくなり、突然死や睡眠時死亡を引き起こすことがあります。肥満は糖尿病や高血圧症、高脂血症、痛風など様々な病気の原因ともいわれています。
現代の日本社会において肥満をいかに予防するか、日々心掛けねばならない重要なテーマです。
肥満がもたららす病気はその他に腰痛、脂肪肝、痛風、胆石、変形性膝関節症、不妊、睡眠時無呼吸症候群などがあげられます。肥満がもたらす病気は想像以上に多岐にわたりますので、予防が肝心です。
肥満になる原因

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